■ 地域ブランドと知的財産保護~地域で異なるルールがあります~
農林水産業では北海道から鹿児島までの日本全国の特産・名産があるのも特徴で、ビジネスとしても魅力がある点となります。
各都道府県での特別な方法で栽培や養殖などを編み出した場合には、その方法が広く普及されるまで権利を守るために農林水産省の知的財産としての保護下におかれます。
農林水産業での就職や転職について考えているという人は、この「農林水産業における知的財産」ということを頭の隅に留めておくことも大切です。
特別な方法を編み出し商品化したものはやがて農林水産省の保護から外れていわゆる「地域ブランド」として地方の活性化などに大きく貢献します。
農業ではブランド化している「イチゴ」「さくらんぼ」などが最近はギフトとして人気になっていますが、地域ブランドに指定されている「イチゴ(あまおうなど)」や「さくらんぼ(サトウニシキなど)」の品種はまだ新しく、作り方などが浸透していないので、栽培方法などを守るためにも許可がなくては作ることができません。
うなぎなどの養殖も特色のある分野では、勝手に行うことはできません。
これらの制限がない場合のものはやはり「昔ながらの方法で昔から変わらずに作られてきたもの」というものが一般的です。
「地域ブランド」は、消費者だけでなく作り手である農林水産業へと浸透し、定着してから取り扱うことが許可されるという流れがあります。
新たな分野開拓へと農林水産業に挑みたい人は、現時点で水準の高い水産農林業を展開している組合や協会へ登録して足元を固めていくと良いでしょう。